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73。CTFのWrite-upから始まったけど最近は技術全般の備忘録となっています。

自宅のUbuntu ServerにWordPressをインストールしてみる

            このブログを開設するための練習として自宅サーバにWordPressのインストールを行ったので備忘録として書いてみます.レンタルブログを借りても良かったのですが色々と考えるところがあり,WordPressを使ってみることにしました.

環境

今回はUbuntu 14.04 でインストールを行いました.なおこの時は自宅でサーバを立てていたのでそちらに構築しました.

確認

PHPMySQLを使うので,入っているかどうかバージョンを確認します.私の環境では既にインストールを行っていました.

$ php -v
$ mysql --version

インストール

今回はWordPress 4.5をインストールしてみます.4.6も出ていましたがプラグインやテーマで対応していないものがあっても嫌なので.

WordPressが使うデータベースを準備する

MySQLで新たにデータベースを作成します.適当なユーザでMySQLにログインします.コマンド実行後にパスワードを聞かれるので入力.

$ mysql -u ユーザ名 -p

適当なデータベースを作成します.「ユーザ名_wordpress」等の任意の名前を付けます.作成後にちゃんと作られたか確認します.

mysql> create database 新規データベース名;
mysql> show databases;

ログアウトはquit;です.

WordPressのダウンロード・解凍及び移動

まずWordPressをダウンロードします.以下のコマンドで適当な場所にダウンロード.

$ wget http://wordpress.org/latest.tar.gz

tarアーカイブのgz圧縮なので以下のコマンドで解凍.(zipの場合はunzipコマンド)

$ tar -xzvf latest.tar.gz

ディレクトリ内にwordpressという名前のディレクトリで解凍されます.

その後,実際にWordPressを稼働させる予定のディレクトリに移動します.例えば,/var/www/以下に移動します.

$ mv wordpress /var/www/

 設定

先ほど移動させたwordpressディレクトリ内に入ります.中にwp-config-sample.phpというファイルがあるので,これをwp-config.phpという名前でコピーします.

$ cp wp-config-sample.php wp-config.php

環境に合わせて,例えば以下のように設定します.

同じファイルに,ユニークキーというものを設定する部分があります.AUTH_KEYとかSECURE_AUTH_KEYとか書いてある部分です.ユニークキーは,WordPress.org APIこちらのサイトで入手することができます.クリックして出てきたページの内容をコピペして,ファイルの該当する部分に貼り付けてください.

フォルダの所有者とグループ名の変更

apache2がwordpressフォルダを扱えるよう,フォルダの所有者とグループを変更します.ubuntu serverのapache2の場合,いずれもwww-dataを指定すればOKです.念のため,確認するコマンドも載せておきます.

$ ps aux | grep apache2
$ cd /var/www/       <-wordpressの一個前のディレクトリに移動
$ sudo chown -R www-data:www-data wordpress <-所有者とグループ名を変更

インストールスクリプトの実行

ここがWordPressを実際にインストールする部分です.WordPressのインストールは,ブラウザで,/var/www/wordpress/wp-admin/install.phpにアクセスすることで行えます.基本的には画面にしたがって設定していけば大丈夫です.(心配な方はここを参考にすると良いと思います->Ubuntu serverWordPress

アクセスしてみる

以上の手順でインストールが完了しているはずです.wordpress/wp-login.phpにアクセスしてみると,ログイン画面が表示されると思います.こちらでログインを完了すれば,WordPressが使えるようになっているはずです.

最後に

公開するにはもう少し色々な手順が必要だと思います(公開範囲の設定等).

その辺に関しては今回は割愛しています.

参考